エボ初号機が残念なことに盗難に遭い、結果折角のＤジェトロ仕様のＥＣＵまで失うことになりました。それから約１ヶ月半後に現在の愛機である弐号機が手元に来るわけですが、当然これにもＥＣＵだけは早い段階で交換をしようとは思ってました。Ｄジェトロ仕様をもう一度付けても良かったのですが、今回は街乗りでもうちょっとお気楽に乗りたかったので、同じくリザルト製のノーマル仕様ＥＣＵをチョイスしました。いちおこれにはミスファイアリング仕様というオマケがついていたんで、それに惹かれたというのもあります。
（閑話休題）この弐号機、実はオークションを通じて買ったのですが、その出品表の備考欄が結構埋まってるんですよ。もうなんやらかんやら色々なパーツがてんこ盛りらしく、ノーマル派なら絶対手を出さないような改造っぷりで欄が真っ黒。その中で社外ＥＣＵと書いてあり、どこのかなぁと見てみると「サイバーエボＥＣＵ」とあるじゃありませんか。あのサイバーエボのＥＣＨならこれは尚のこと好都合だった訳ですが（非常に興味があったので）、購入後乗った感じは、まぁ可もなく不可もなく。社外製に変わってるといえばそんな感じのフィーリング。特にレスポンスが良い訳でもなく（これは直前まで乗ってたＤジェトロとの比較になるのでちょっと酷な評価かもしれませんが…）まぁ純正よりちょいマシな程度といった評価。それで、ＥＣＵをとりあえずチェックしてみたところ、なんとかのこれまたかの有名な「マイ○ズ」のＶＸガス…もとい、ＶＸロムでした…ｏｒｚ。思いっきりプレートと封印がありましたので間違いないでしょう。で、こりゃなんじゃーとなる訳です。まぁ、端的に詐欺に近いようなもんなんですが、ほんとにこればっかりはトホホでした。マイ○ズのロムに関しては多方面より色々と面白い話を聞いてまして、うちら周辺では結構名高い逸品なんですが、こりゃもう速攻で変えないとアカンわという結論に即時至りました（笑）。書き換えを依頼したところ、そのロムは使えないと拒否されました（というか、チップが粘着してるのでできないらしい）が、ショップにたまたまエボ６ＧＳＲのノーマルＥＣＵがあったので、それと等価交換してもらって書き換える運びになりました。余談ですが、ＣＰ系最強のノーマルＥＣＵはエボ６ＲＳのものなんだそうです。これにポン付けするだけで、ノーマル比でかなり性能アップするんだそうで…。
で、購入するに至るわけですが、感想としてはノーマル比では全然いい感じです、もちろんＶ○ロムとの比較でも明確にわかります。吹き上がりが非常に軽く、アクセルレスポンスはなるほど納得のレベルでリニアです。あと、低速側にやや出力特性を持たせているので、負圧域でもトルクが結構出てます。すごく乗りやすい仕様です。レスポンスやブーストの立ち上がりはやはりＤジェトロ仕様には及びませんが、アイドルも安定してますし、エアフロ使ってるのでセンシングミスもありませんので、安心して使えます。
ミスファイアですが、実際ほとんどわかりません。というより触媒ついてるからなのかもしれませんが、フルアクセルいれて回転数がレブ回りきってリミッター作動させると後方から「パンパンッ」と爆発音がする程度です（これは恐らくアフターファイアの可能性もある）。作動条件は結構厳しく、水温・油温・回転数等で判断してるようですが、通常の加速で６０００くらいまで回してアクセルオフしたくらいでは全く音はしません。ただ、シフトアップ直後の立ち上がりは非常にいいです。実際、ミスファイアリングシステム（というより２次エアーシステム）はうまく作動するとマフラーから音がすることなどないですんで（混合気がマフラーに届く前に燃焼するため）、ほとんどの状況では頭に思い描くような光景は見られません。某の所属する槍騎兵の支部長様のエボなどは面白いように音がでます、ストレート仕様なのもありますが、目の前で実践してもらった時などはそれこそ感動したもんです。
さて、このＥＣＵ。話によるとデータは毎年、いや毎月更新されているらしいです(情報やフィードバックがある限り開発継続なんだそうです）。なので、私が購入した段階ではまだセッティングの余地があるとのことで、仮に後日に同じＥＣＵを購入するユーザーがいた場合、私のマッピングとは同じものには多分なってないそうです。極端な差があるわけではないですが、若干補正されるであろうとのことでした。まぁ、この段階でも十分いいＥＣＵだとは思ってましたけど、それは１年後の最終バージョン投入で更に驚くことになるわけですが。
