その昔…
とある友人Aが言った話にこんな内容のものがありました。
『こないだ彼(以下Kと称します)と大分に行ったんよ。何しに行ったかって?いやぁ、夜中にカブトムシ捕まえに行かないかって誘われたもんだから、ちょっと面白そうなんでついて行ってきた。まぁ、彼曰くスポットが大分の方に点在しているらしく、そこらをルート営業よろしくまわってカブトムシやらクワガタやらを捕獲に行くんだってさ。
で、行ってみたんだけど、彼ねぇ。走行中、あれ何キロぐらい出てたかなぁ、まぁオワkm以上は出てたと思うよ、夜で交通量も少なかったし。それで走行中に突然ブレーキ踏むのね、キキィーって。そして、おもむろにバックし始めて自販機のところまで車戻したわけ。どうしたん?って聞くと彼が言うに「いまそこの自販機のところにカブトムシ(雌)がひっくり返ってるのが見えた」って言うわけ。
で、車降りて自販機に近寄っていくと、ほんとに雌のカブトムシがひっくりかえってた(笑)。もうね、なんて言うか、神業に近いもんがあるよ。普通走行中に見つけたりしないでしょ。歩きながら目こらして見つけるならわかるけど、いきなり車からやからね。ありゃ頭おかしいとしか言いようがない技術やね(笑)。』
これ聞いて即座に「そんな奴おらへんやろ(by大木こだま)」て聞いていた者ども総突っ込みだった訳ですが、そのKという友人、ちょっと変わった御仁なので、あながち嘘でもないかもしれないという期待感だけは持たせてくれるような器の持ち主です。
ともあれ、それはちと誇張表現ではないかとも思えるわけで、そうなると真偽の程をこの目で確認しなければと思うのが人情でして…。そしてこの度、数年越しでこのツアー同行の機会を得ましたので一緒に夜中行ってきました。結論から言うと、その友人Aの言うとおりだったわけですが(笑)。