広島市民球場にて広島対横浜戦(レフトスタンドにてハマの応援の弾丸ツアー (2006年7月某日)

(注意)何べんも言いますが、広島市に詳しくない上にドーム球場世代のNPBファンでありつつ主にホークスファンである輩の主観で観戦記が展開されますので、その辺を考慮して読んで下され。「そんなのあったりめーじゃん」とか「野外球場しらねーのか、ボケェ」とか「舞い上がってんじゃねぇぞゴルァ」的な突っ込みはナシでお願いします。

第3部 ライオン丸地獄編 [試合開始〜帰宅]

時間は18時ちょい前、ちょうど試合が始まる寸前です。我らはレフトスタンドポール際最上段より3列前の座席に陣取りました。ハマ応援団はレフトスタンド上部に結集(という程多くはない)してます。見渡した限り、交流戦ビジター仕様を着ている場違いな野郎は私だけだったでしょうか。場違いといえば、何故かピンクの特別仕様ホークスユニ着てる女子が2名ほど一団に紛れ込んでましたが、あれは何か狙ってたのかな?真相はわかりません。、

 

先ほどとは打って変わって外野席はほぼ満席、まぁ厳しく見積もってもこの日は9割方は両翼とも埋まっているような盛況ぶり。一方内野席は自由席こそまぁまぁ入ってはいるものの、SS指定席やS指定席あたりにポツポツ、A指定席に至ってはガラガラです。このガラガラさ加減は試合終了まで変わらず、入場者が増えることはなかった訳ですが、
えらく不人気なシートなんでしょうか。ガラガラであるが故にもう指定席とはいえ、好きなところに移動できそうだし、最前列も埋まってないんで、周りに人がいて圧迫感を感じるのが嫌いって人にはもってこいの座席だと思うんですが。
広島市民球場での野球中継の際、投手交代時などマウンド(投手)を横から捉えた映像が流れるんですが、この時に奥のガラガラのスタンド(黄色いシートの席)が映ります。このガラガラのスタンドがA指定席になります。なので、TVでこの場面見たときに「えらい今日もガラガラやなぁ」といつも思ってたんですが、実際はここのA指定席に特に人がいないだけなのであって、外野や一部の内野席は結構人入ってるのが現実です。やっとこのギミックに?気づきました。TV中継でこの映像見て「客入ってねーなぁ」と決め付けるのは早計なのであります(まぁ、実際ホントにガラガラのケースもあるようですが)。外野はやっぱり暑いッス…いや、熱いッス!この日の入場者数は17000強だったようですが、半分以上は外野のお客さんじゃないかってくらいに外野は賑わっておりました。

 

その外野席は左の写真のようにベンチのようなシートです。指定席のような個別シートではなく背もたれもないので、考えようによっては若干ではありますがゆったり観戦できます。ただし、敷物は必須です。でないと立ち上がって応援するようなスタイルで観戦する人はともかく、座りっぱなしだとケツが必ず痛くなります。これは盲点で、全く事前準備できていなかったために帰りやたらとケツが痛くて辛い目にあいました。次回からは携帯用折り畳みクッションを持参します。
さて、やっとこさ試合開始になるんですが、プレイボールがかかる前、カープの選手が守備についている間、スライリー(カープのマスコットキャラクター。カープ坊やとかカンタロウとか一体カープって何体いるんだよマスコット…)、が横浜ベンチ前で何故か腹筋やら腕立て伏せをしております(写真右、わかりにくいですが…)。ホッシーくんも傍でそれを見届けております。結構ギリギリまでパフォーマンスやってる、なかなかファンサービスに熱心なキャラのようです。


 

さてさて試合開始。スコアボードが結構デカいです。どうやら最近オニューになって大きくなったようですが、悲しいかな、ビジョンの発色がイカレてる部分が結構ありました。バックスクリーン見てて関心したのは、スコアボード下のメンバー表。現在ランナーの選手は表示が緑色になってます。非常に地味な部分ですが、観戦者にとっては誰がランナーなのかわかりやすく、ありがたい機能です。ぜひ福岡ドームにも導入してもらいたいですな。
照明に灯が入ってますがこの照明が結構黄色がかっていて、空が暗くなるにつれてグラウンド内も黄色っぽく見え始めます。夕方前の景色とはまた一味違う光景を堪能できます。おかげでうちのヘボデジカメ、この後何を撮影しても黄色っぽく写ってしまいました。




まぁ、色々と打ったり守ったりで試合は進んでいるわけですが、外野と内野の間にあるブルペンの出入り口に何やら人影が。よーく見てみるとクローザー(抑えP)のクルーン投手とホッシー君が試合をぽやぁ〜っと眺めております。この時点では横浜は負けていますんで、このままだと出番はないです、クルーン。なので、肩を作ることもないので成り行きを見守ってるのでありましょう。


 


すると、ぞろぞろとブルペン内の選手がクルーンの周りに集まってきました。なぜにこんなに集まってきてるのかと言うと…




ブラウン監督の抗議です(笑)。およそ15分以上も試合を中断し抗議してます。それを見てたんですね、彼らは。この間、スタンドからも結構「はよはじめんかいっ!」「審判なんとかせ〜や〜」と野次が飛んでましたが、やはりお客さんは知っている。この後のブラウンの行動にみんな期待してるんですよね、いつぞやのベース放り投げ事件(仮称)の再来を。なので、野次の中にも「ベース投げろやぁーっ」ってな野次も多数飛んでました。この後、マウンドに行ったブラウン監督、自身で退場のジェスチャーをした後の1塁ベースにまっしぐら。観客が期待する中1塁ベースに手をかけると…土を払ってベースを踏んでベンチへ引っ込んでいきました。ここでベース投げ見れたら今日は神試合だったんですけどねぇ。てか、はよTシャツ発売してくれないかな、ベース投げのやつ(作ってはいるが、商品化には至っていない。チームには配布されている)。動画をアップできたら動画館に載せておきます。ちょっとみずらいかもしれませんが。
そういえば野次、昔友人に聞いた話で「レフト側とライト側で会話ができそうなくらい対岸の野次がよく聞こえる」というのを思い出しましたけど、なるほど向こうの野次や声援がよく聞こえます。大声出せば会話も十分可能でしょう。あと、昔は野次が汚いことで国内屈指の球場(他に駒沢球場など)だったらしいですが、この日はエラーした広島内野陣に「ヘタクソ〜」って言うくらいのかわいい野次が中心でした。想像ではもっとえげつない野次が飛ぶかと少しばかり期待してたんですが。


 

それにしても、最近の野球では頻繁にマスコットキャラクター達が出てきます。これは5回終了時と7回オモテのハマのラッキー7時の1コマ。5回のグラウンド整備時にはライトスタンド前で(何らかの抽選で選ばれし)子供たちがキャッチボールを始めます。その横でスライリーとホッシー君もキャッチボールしてます。
7回のハマラッキー7では、ホッシー君はバズーカ砲を持ってレフト側のスタンドにTシャツの入った砲弾を撃ち込みます。このバズーカ、なかなか侮れない威力があり、1発はなんとスタンドのはるか上段へ打ち込まれ場外に飛んでいってしまいました(笑)。かなり飛距離が出ます。




結局退場になったブラウン監督不在の中でカープ選手が発奮した(?)のか、
試合は広島優勢で進んでいき、広島ファンは盛り上がっておりました。一方、いまひとつチャンスすらないハマファンも頑張って(?)応援は続けていたわけです。レフトスタンドでもハマファンがいるのは上段の一部だけで、あと周りは地元カープの応援です。なもんだから前方とかでもかなり盛り上がってるシーンが多く見られました。そんな中、最前列に外人さんのグループがいたんですが。めちゃくちゃ盛り上がってました。ガンガンに立ったり座ったりして(こういう応援が広島にはある)めっちゃ拳振り回してました。。そりゃもうなんでそんなに盛り上がってるの?薬でもやった?ってぐらいテンション高かったですよ。うち1人は何故かマリナーズ仕様の城島レプリカユニ着てたし。あそこまでやれると流石に内容なんか度外視しても楽しいでしょうねぇ、早くうちらもあそこの領域で楽しめるようになりたいもんです。もう周り知ったこっちゃねぇって感じで。
そんな盛り上がる広島応援団を眼下にしながら、ハマファンは「なんとかしてくれ吉村!」コールに代表されるように、もう悲壮感漂う応援に終始します。これはこれで楽しいんですが。
そして試合は最終回、気が付くともう22時です。抗議による中断やらもありましたが、結構ダラダラとした試合になってます。特にハマ投手陣の間合いが長い…。そうそう、22時になるとスタンドでの鳴り物での応援は禁止されているんですよ。なので、応援団の方々が「手拍子による応援にご協力お願いします」というカードを掲げてます。そして22時に向けて(恐らくは意識的にでしょうが)鳴り物の音量をフェードアウトさせていったりしてます。それに気を取られてる間に、ファンタジスタ古木選手の全く無意味な1発が飛び出します。おいおい、見てねーよ;;
(余談)無意味な一発とこの時点では思ってましたが、翌日の試合にスタメン起用された古木はお立ち台に上がる大活躍でチームを勝利に導きました。そういう意味ではいい一撃だったてことで、この場において修正いたします。てか、1塁にオダジーニ(小田嶋)使うよりは1塁吉村レフト古木でいいじゃん。あ、でも左腕はダメだったか…。使い方難しいな、おい;;

 

その無駄な一撃を見届けた刹那試合終了〜(結局6−3でハマの負け)。
ホームベース上ではヒーローインタビュー、そして敗戦チーム(ハマ)の選手はブルペンから球場を後にしていきます。ここで石井琢朗選手を間近で見た我が嫁曰く「琢朗はマジカッコイイな、もうオーラがそこらの選手とは違う、エロスでまくりやな」とか訳のわからんこと言って勝手にテンション上げてました。
さて、そろそろ帰るとすっかな…てことで我々も球場を後にしました。もう時間は22時30分過ぎであります。夜の平和公園を横切って帰路に。

 

帰りは全行程国道でという予定だったんですが、嫁が「頼むから高速乗ってくれ」と言うので、泣く泣く途中で高速へ。それでも嫁が疲れきって寝ていることをいいことに山口南までだましだまし引っ張ってたんですけどね、何かの拍子に目を覚まさせてしまいました
(惜しい;;)。さすがに嫁も疲れがピークに達したのか、最後はキレ気味でしたので、身の危険を感じた私はやむなく高速に入りました。ちなみに、広島の駐車場を出発したのが22時50分、そこからずっと国道2号線を下って徳山西のICあたりまで約2時間、そこから山口南ICまで同じく2号線で約30分です。徳山までが結構長くてなかなか進まない感じです。TVでやってたナイナイサイズをまともに見れたくらいのペースなので、いかに進みが遅かったか想像してもらえるかと(上写真左、TVにぼんやり叶姉妹映ってるの見えますか?ここあたりが広島と山口の県境でしたっけか)。で、山口南ICより高速に入り美東SAで休憩をはさんで(上写真右)小月ICで下車、高速で25分くらい走ったですかね、小月IC出たところで午前2時です。
あとは普通に国道を南下、関門トンネル通過してやっと帰宅とあいなりました。帰宅時間は午前3時ちょい過ぎ。これにて長い長い遠足は終了です。広島出発してだいたい4時間半くらいかかった計算でしょうか(途中SA休憩1度アリ)。



広島市民球場でゲットできたおみやは上の団扇・日程表(広島・横浜)・カープ公認のフリーペーパー「ホームラン」7月号、そしてしれーっと買っていた前田のレプリカユニです。スライリーの鼻から何か飛び出してますが、興奮するとこれが鼻から飛び出すそうです(正式名称:ピロピロだそうです)。
思いのほか満喫してしまった今回の広島弾丸ツアー、味をしめたので9月上旬にまた計画しております。次回は早めに外野に陣取って今度こそサインゲッツする覚悟で行きます。予定ではヤクルト戦デーゲームです。残暑厳しいデーゲーム、考えただけでも身が溶けそうです。今回の経験を生かして、次こそは準備万端で望みたいですな。今回ほとんど事前調査した情報が使えなかったし…頭デッカチもあまりよくはないってことで。

最後に横浜応援団を仕切っておられた方々に、この場でお礼申し上げます。お蔭様で楽しく応援に参加させてもらう事ができ、また全く馴染みのない選手応援の流れまで見事なリードでした。片隅で控えめな応援をしておりましたが、内心めっちゃテンション上がってました。次回は福岡ドームでお会いしましょう!って来年の話ですが(笑)。


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