広島市民球場にて広島対横浜戦(レフトスタンドにてハマの応援の弾丸ツアー (2006年7月某日)

(注意)くどいようですが、広島市に詳しくない上にドーム球場世代のNPBファンでありつつ主にホークスファンである輩の主観で観戦記が展開されますので、その辺を考慮して読んで下され。「そんなのあったりめーじゃん」とか「野外球場しらねーのか、ボケェ」的な突っ込みはナシでお願いします。

第2部 疾風怒涛編 [球場侵入〜試合前]

さてさて、スタンドに入ってみましょうかな。この時点で時間にして17時前です。



外野のゲート近くのチケット売り場で外野自由席(¥1500)を購入してレフト側の外野の入り口に到着。ゲート入るとすぐにトイレと売店があります。そこで団扇と日程表、そして何かが当たるらしい抽選券をもらいます。入り口から階段までの短い通路に設置された売店・ドーム球場に慣れている身にとってはこの並びは新鮮でもあり、ちょっとノスタルジックにもなる光景です。悪く言えば旧態依然とした典型的な昭和の施設ですが、今となっては逆に貴重であるとも言えます。人間味が溢れてるというか、何でも規格化・マニュアル化された近年のサービス施設と対極にあるととでも言うか、こう、なんて言うか作りな感じがビンビンに伝わってきます。微妙にその昔、平和台球場に巨人戦を見に行ったときの記憶がおぼろげながら頭をよぎっておりました。売店での販売価格もドーム球場などに比較するとややリーズナブル。因みに、1度入場しても途中退場して再入場できます。退場の際に係員の方に再入場券をもらってそれを再入場の際に渡せば桶です
。(余談ですがこの再入場券、きちんとした印刷物ではなく、リソグラフ(或いはコピー)機で印刷したものを適当に断裁してある(左右上下の余白が適当、印刷位置が傾いているなどの理由)非常に手作り度の高いコストのかかってないものでした。そこがまたイイ!)

 

はっきり言って、想像より相当きれいな球場です(どんな想像してんだw)。しかも二階席があるので、結構大きく感じます。それにしても、スタンドのすぐ隣にビルがそそり立っているのはある意味で異様な光景にも感じられます。しかし野外球場は雁ノ巣以来久々なので、この青空に天然芝が非常によく映えます。グラウンド自体は最近の地方球場の方が程度のいい場所もあるでしょうが、単純に施設が古いという評価だけではなく、そこに数々の歴史がプラスされてボールパークとしての一級品のオーラを漂わせていました
。もうこれ見ただけで私は何故か大興奮、こりゃ来て良かった!と、この時で実感してしまいました。
因みに、上の左写真の正面にある白いビルはメルパルクホール(郵便貯金会館)なんですが、どうやらこの日挙式らしきものが執り行われていたようで、試合中に屋上から多数の風船が空に解き放たれていました。その時球場は広島の応援でドッカンドッカン鳴ってましたが。
まだ、試合前なのでお客さんの入りはまだまばら。内野はほとんどスカスカで、外野もライト側は3割、レフト側に至っては2割弱の入りです。この段階であればレフト側外野席はほぼ好きな場所が確保できます。最前列はもちろん、最上段であれ、中腹であれ、最良の座席をキープすることが可能な時間帯です。
丁度この時間はハマの選手が試合前の練習をやっていたんですが、そんな中、外野のポール際でハマの選手が何やらファンにサインをしているではありませぬか!

 

出発前、色紙を持っていこうかどうか悩んではいたものの、雁ノ巣などとは違い高いフェンス越しにサインなんぞもらえるべくもなかろうからと、結局サイン入手セット(色紙&サインペン)を置き去りにしてきたのが悔やまれます。
ファンが普通にグラウンドに色紙とペンを投げこんで書いてもらって投げ返してもらってました。しかもえらく気さくに。この位置に群がってたのが20人くらいだったので、競争率も圧倒的に低く、モノさえ持ってれば普通に1軍選手のサインがゲットできてたわけですよ。くそぅ、次来た時は必ず色紙持ってきたるわぁ!と勝手に一人息巻いていました(この時点で今年もう一度広島遠征するという事は暗黙のうちに確定したようなもんです)。ベイの吉見投手(飛ぶピッチャーとして2chでは有名)がサインしてたので更に悔やまれます。家宝クラスだったのに…。
外野スタンドは西の方角にあるため、日陰になっててこの時間帯では直射日光にさらされることなく、案外と暑さに苦しむことはなかったです。とは言うものの、気温は恐らく30度オーバー、暑いことに変わりはないわけで。もうとにかく暑い。虚弱体質な我が夫婦、デーゲームだったら死ぬかもしれんですな、こりゃ…。

 

失意に打ちひしがれつつも、一旦球場を後にして買出しに向かいます。
せっかく広島に来たんですから、現地で広島風お好み焼きを食べねば!というベタな発想で事前に調査して目星を付けた店までてくてくと歩いていきます。道すがら、球場に向かう人々はほとんどビニール袋を携えてますね。食べものや飲み物は事前に用意して観戦に行くのがスタンダードなんでしょう。福岡ドームは基本的に飲食物持ち込み禁止なので、そういった光景にでくわす事はないですが、ここでは入場時に持ち物検査なんぞありませんので、ある意味では持ち込み放題ではあります。と言いつつ、ドームにもこっそりと持ち込んでたりはするんですがね。
しかしまぁ。外歩いてると街のど真ん中に球場があるって事を改めて認識させられます。福岡空港が比較的街中にあるってことは結構有名ですが、その比ではないレベルで街中に球場が存在してます。ビルが立ち並ぶ狭間(というか隣)に球場があるわけですから。
お好み焼きは下調べしておいた「みっちゃん」というお店に買いにいきました。別段誰に教えられた訳でもなく、適当に某サイトのランキング上位10店にあったという理由だけでチョイスしました。わざわざ県庁裏にある本店?らしきところまで汗だくになりながら買いに行ったんですが、実は球場すぐ近くの地下街に支店が存在してましたorz。店のHP見てればなんて事はなかったんですが、準備段階で相当に舞い上がっていた事を曝け出してしまったようなオチがついてしまいました。炎天下のさなか往復で20分は無駄足になっちまいました。ここは市内散策したとでも前向きに考えておきましょう…。で、店でスペシャルそば入りというものをオーダーしてみましたが、なかなか美味しかったです。当然球場へ持ち込んで観戦しながら食べたんですが、雰囲気込みでなかなか乙なもんです。気のせいかまわり見渡すとたいがいの人はお好み焼き食ってたような気がしたんですけど、それは刷り込みによる錯覚ですかね。福岡ドームでみんなラーメンばっかり食べてる訳ではないですし。
ちょっと驚いたのが、そのお好み焼き屋、そんなに広くもない店舗に目視できるだけで店員が10人以上おりました。まぁ、それだけ売れるということなんでしょうね、次から次に焼き上げてテイクアウト用に詰めてましたんでね。さすが本場だなとここでも妙に感心。
まぁ色々と想定外の事態も引き起こしながら、飯と酒とつまみを買って再度球場へと踵を返すおのぼりさん夫婦なのでした。



球場まで再び戻ったところで、ニワカハマファンに変身であります(上写真)。
先般福岡ドームで行われた交流戦の際、遂に購入に踏み切ったハマのレプリカユニ(交流戦アウェイ仕様)に着替えてレフトスタンドに突入します。嫁からはニワカコールやエセコールが巻き起こりますが、そんなのは完無視です(笑)。




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