B型によるDIY


Caution

ここに記載してあるDIY作業は、表題のとおり 『B型人間による作業』 であるため、
世間一般で謳われるB型人間の典型的な思考回路に準拠 しています。
故に、作業の簡略化は当たり前、仕上げの適当さや細かい作業の極力排除など
徹底されていますので、あくまで参考程度に観覧くださいませ。
参考にされる場合は、丁寧な作業と時間のゆとりを心がけることを励行してください。
また、作業の際には安全確認を徹底し、自己責任にて行ってください。

シート交換
ランエボにはお約束のひとつとして、標準でレカロシートが装備されています(GSR)。まぁ、かの有名なレカロのシートですから、ほとんどにおいてはそのネームバリューと機能に満足してしまい、シートの交換なんぞ考える事もなく過ごしていくケースが多いのではないかと思います。んが、私はレカロマンセーというわけではなく、そのメーカー名の権威に屈することもないですので、エボ購入時からいささか不満がありました。

エボに限らず、シビックRやインテRにも標準で搭載されているレカロシート、それらも同様にいえることですが、所詮はOEM品なんで、特化した造りにはなってないんですよね。実際、体型についても誰にでもフィットするように余裕を持って設計されている感じが見え見え。余裕があるということは、一般平均体型未満の体型だと完全にサポート感は甘いです。あと、シートの張りが結構強めで硬いのが特徴でしょう。私は標準よりもやや大きめですが、それでもサポートは甘く感じます。正直私には苦手なシートです、レカロって。なので、レカロだからといってこの標準仕様のシートを有り難がる理由はどこにもない訳で、常々交換を考えてはいました。シートポジションも高めなので、シートレールだけでも交換しようかとかかも考えましたが、そのローダウンシートレールだけでも15000円くらいはする。さてさてどうしようかなぁと思いつつ、今に至ってたわけであります。

で、最近助手席によく座る人(嫁)が腰が痛いと言い出しました。腰が痛いのは昔からだと思っていたんですが、先日呼子にドライブに行った際、さすがに往復で5時間ちょいほど車移動という状況の中でこの発言に至ったらしいんです。この腰痛、実は私も感じていたことでもありました。ロングドライブすると結構腰が痛くなる、しかも腰当たりのサポートも中途半端なのですわりが悪いのが影響してるような気もする。そうか、レカロは痛いか…そうだな、俺もだましだましやってきたが、正直体型に合ってないもんな…ということで、ここは嫁の健康維持を優先させるという大義名分も得た今が好機!という事で、思い切って左右両方総取っ替えしようと決意したのであります。



 
これは交換するスパルコのシートのシートレールです。赤丸の部分4箇所でボディーに固定しています。因みに取り付けるシートはスパルコの『スター』。これは以前CR−Xに乗っていた時に使っていたタイプなので、相性は折り紙つきで実績・検証も十分。やはり原点回帰でこれしかないでしょう…というか予算の関係でこれになりました。しかも今回の色は赤です(前回は黒)。黄色ボディに赤シート…もう狂気の沙汰といわれても反論の余地なしですorz。

因みに使用した工具は
ラチェットレンチ・ソケット(14mm・17mm)・メガネレンチ(14mm・17mm)プラスドライバー・パイプ(硬いもの外し用補助器具として) ぐらいだったかな。

所要時間はマターリやって40分くらいでした。


4つの固定場所のうち、1箇所はセンターコンソールの下に隠れています。なので、まずセンターコンソールを外します。ボックスの底にビスが見えますので、ここはプラスドライバーでビス2本を外して持ち上げてやればパカッと取れます。


コンソール外したとこです。この赤印の部分のボルトが隠れてるんですね。因みに、4点式のベルトを装着する際、ここにL字ステーをかませるのが一般的のようです。因みに、後方2箇所がボルト止め、前方2箇所がナット止め(全部14mm)です。 後方ドア側のボルトが左右のシートとも気のせいか締まりが硬かったような気がします。


助手席の場合はこの4箇所外せばレールごととれますが、運転席にはシートベルト未装着防止用のコネクタが繋がってます。このカプラーを事前に外しときます。


既にシートをとっぱらった後ですが、シートに固定しているシートベルトの受け側を新しいシートに付け替えてやります(17mm)。シートレールにブラケットがありますので、そこに移し変えますあとは、今の逆の手順で新しいシートを乗せ換えて終了ー。ページ上のようなおさまり感になるのです。因みにシートポジションがだいたい2〜3センチは下がったですかね、シートのダウン量プラスシートのクッションの沈み込みでもうちょい低くなった感じです。
因みに、シートのホールドは言うまでもなく良くなりましたが、サポート部にパイプが入っていて、サポートの出っ張り位置が微妙に変わったため、サイド引くときに若干左肘がサポート部に干渉するようになりました。まぁ、慣れれば問題なんでしょうけど。

 
運転席側はレカロからスパルコのセミバケットに変わったわけですが、助手席はなんとノーマル4ドアランサーの普通のショボシートにしました(笑)。腰が痛い言うので、徹底して柔らかいものにしてあげようという配慮です。このシートはCK●Aの4ドアランサーの中古品です(因みに三菱に問い合わせたところ、シートレール形状がエボ5(CP9A)と合致するのはCK4A、CK6A、CK2A、CK1A、CK8A、CM2A、CM8Aそれとエボ5RSだそうですが、安全上交換はオススメできないとか。まぁ、そりゃそうだわな)。
バケットが必ずしも腰に良いわけではないので、ここは一般論としてオッサンランサーのシートがベターであろうという判断でこうしました(しかも低反発座布団もプラス!)。確かに柔らかめでサポート感は比べるべくもなくないですが、レバーついてるのでリクライニングもラクラクで奥様大喜びであります(笑)。外から見るとかなり貧乏臭いんですが、まぁ健康重視ということで。
因みに、ノーマル4ドアランサーのこのシートを取り付ける際、若干フロアのボルト位置とズレがあったために、シートレールの穴を金やすりで2ミリほど拡大加工しました。大した作業ではないですが、いちお報告まで。

余談ですが、標準搭載のレカロシートは結構重いです。
目方を計測しましたが、レカロはレール込みで約20キロ、スパルコは約15キロでした。ノーマルおやじランサーのヘタレシートはスパルコのものより更に1キロは軽いと思われます。これ左右交換で約10キロちょいの軽量化も達成可能。フルバケになると更に軽量化効果は高いかと思います(スターシートはサポート部にスチールパイプを使用しているので結構重い部類に入ります、FRPだともっと軽くなったかも)。


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