B型によるDIY


Caution

ここに記載してあるDIY作業は、表題のとおり 『B型人間による作業』 であるため、
世間一般で謳われるB型人間の典型的な思考回路に準拠 しています。
故に、作業の簡略化は当たり前、仕上げの適当さや細かい作業の極力排除など
徹底されていますので、あくまで参考程度に観覧くださいませ。
参考にされる場合は、丁寧な作業と時間のゆとりを心がけることを励行してください。
また、作業の際には安全確認を徹底し、自己責任にて行ってください。

2次エアボルト穴拡大加工
エボに搭載されている2次エア供給システム。2次エアパイプを介してマニホールドへと空気を送り込んでアクセルオフ時からのタービンの立ち上がりを助けるものですが、そのパイプを固定しているボルトは中空となっていて、ネジ山の上におよそ直径2ミリほどの穴があります。この穴からエキマニへと空気を流すわけですが、いかんせんこの穴が小さい。小さいということはエアの量も少ないのではないかということで、これをドリルで強引に拡大加工してやることにしました。

マルシェから調整式のエアボルトが確か6000円弱で販売されていたようですが、そこまでお金かけたくもなかったので、調整できないことは百も承知で穴開けてみました。因みにこのボルトを普通に部品調達すると、ボルト(1400円弱)とガスケット2枚(1枚300円強)で2000円くらいします。





使用工具はドリル(ホームセンターで2000円ちょいのショボイやつ)。それに使う先端工具(5ミリドリル)と穴あけ時にボルトを固定するモンキーレンチ。2時エアボルトを取り外すのには24ミリのボックスレンチを使います。
ディーラーの話によると、熱をくらったボルトが固着して回りにくくなってるということなので、CRCをたっぷり吹きかけて放置して外します。案外と楽に「パキッ」と外れることもありますが。


これが外した2次エアボルト。親指よりちょい小さい程度の大きさがあります。見ての通り、穴がすごく小さい。こんなんでちゃんとエアが入っているのか疑いたくもなる大きさです。これが反対側にも空いています。
エア流入の仕組みはブレーキホースからキャリパーへの接続部と同じだと思われます。


これをモンキーで固定して、ドリルで辛抱強く穴を拡大していきます。ショボいドリルだと回転が遅くて貫通させるのに結構時間かけますが(要領わかんなくて4〜5分/1本かかった)、結果穴は拡大できるので、そこらへんは道具にかける予算と相談でしょう。強力なドリルだとすぐに貫通できそうですが。

ともあれ、左が拡大後のボルトです。


見づらいですが、左が加工後、右が加工前のボルト。一目瞭然で小さいのがわかります。某サイトの方の実績では6.5ミリの穴までは拡大できるのが確認されてますが、今回はとりあえず5ミリで勘弁してやりました。

そのうち更に拡大してみる予定。


因みに、この時1本のボルトがやたら取り外し時に渋かったのでよく観察すると、ネジ山が潰れておりました。そのため、新品にボルトを交換して取付はしてみたものの、やはりと言うか何と言うか締まりも悪く、結局エキマニ側の山もどうやら潰れてた様子。
この状態で取り外しを繰り返すとヤバげな雰囲気がしてきたので、今後このボルトは取り付けたままの可能性が大です。


で、2本ともに拡大加工を施します。
あとは車両に再度取り付けるだけでOK。

作業自体は30分もかからないと思われます。
道具さえあれば実に簡単な作業です。

正直、この作業もわさわざ写真撮ってアップするほどのもんではないのではないかと、今になれば思います。


で、肝心の効果ですが…これこそまさに気持ちの問題でしょう(笑)。まず、エボの2次エアシステムを語る上で忘れてはいけないのが、供給されるエアの絶対量を管理しているのはレギュレーターだということです。コレ自体の容量が実は結構厳しく、いくら2次エアパイプの径を太くしようが、ボルトの穴を拡大しようが大して流入量がかわらないんだそうで…。気持ちの問題というのはそういう意味です。また、これを加工時に車両の触媒を外して実走テストしてたので、更に効果はわかりませんでした(触媒レスの効果の方が体感できるレベルとしては圧倒的にわかりやすいため)。
まぁ、糞詰まるよりは開口部が大きいほうがよいだろうという小学生レベルの解釈でここは満足することにしときました。レギュレーターの箍が外れた時であれば、少なからずこの加工が日の目を見てくれるんではないかと思ってますが、果たしてそんな日が何時やって来るのかは全く保証できたものではないのは明白なんですけどね。もしかしたらノーマル比で若干はアクセルオフ時からのブーストの立ち上がりがよくなるかもしれません。

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